ボーン・シリーズ

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【感想】

 

毎年必ずと言って良いほど見直している大好きな作品だが、今までBlu-rayは持っておらず、HD DVDボックスしかなかったので、今回、4K UHD Blu-ray版を購入し、鑑賞してみた。

 

3作ともディテールや精細感は向上するものの、HDRの良さを生かしたシーンはあまりない。気になる点としては、第1作目がBlu-ray版と異なる色合いで、全体的に暗く、人肌は青黒く病的に見える。これはピクチャートンをプラス気味に調整すると若干改善する。暗部補正もプラス気味で良い塩梅となった。

 

もし、4K UHD版を積極的に買う意味があるとすれば、それはDTS : Xのサウンドだろう。Blu-ray版のDTS HD MA 5.1に比べ、音の厚みが違う。3作とも英語音声がそうで、ユニバーサルはオリジナル音声にDTS : Xが採用されているケースが多い。

 

ラスト・シーンからかかり始めるクレジット・テーマ曲の「Extreme Ways」(Moby)が大好きなのだが、この映画の終わりを飾るのにピタリとはまる良い曲で、これを聴きたいがために映画を見てるのではないかと錯覚してしまう。しかも、3作ともアレンジが異なり、甲乙つけがたい。

 

見終わったのに、また見たくなるんだよね。特に一作目はマット・デイモンが若い!それにクラシック・ミニがなんとかっこいいことか!

 

追記:その他、最近見た映画のリスト

 

用心棒(セルBD)

荒野の決闘(セルBD)

自転車泥棒(セルBD)

シェーン(セルBD)

スタンド・バイ・ミー(セルBD)

時をかける少女 (2006)(セルBD)

ドライブ(セルBD)

007 スカイフォール(セルBD)

レヴェナント 蘇えりし者(セル4K UHD)

LOGAN ノワール(セル4K UHD)

ランペイジ 巨獣大乱闘(レンタルBD)

リアルスティール(レンタルBD)

パシフィック・リム(セル4K UHD)

パシフィック・リム(セル3D BD)

ゼロ・グラビティ(セル3D BD)

ザ・ウォーク(セル3D BD)

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(セル3D BD)

ドクター・ストレンジ(セル3D BD)

キングコング 髑髏島の巨神(セル3D BD)

アメイジング・スパイダーマン 2(セル3D BD)

トランスフォーマー 最後の騎士王(セル3D BD)

マダガスカル 3(セル3D BD)

塔の上のラプンツェル(セル3D BD)

ジュラシック・ワールド 炎の王国(セル3D BD)

 

 

ファントム・スレッド

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【解説】

 

1950年代のロンドンで活躍するオートクチュールの仕立て屋レイノルズ・ウッドコックは、英国ファッション界の中心的存在として社交界から脚光を浴びていた。ウェイトレスのアルマとの運命的な出会いを果たしたレイノルズは、アルマをミューズとしてファッションの世界へと迎え入れる。しかし、アルマの存在がレイノルズの整然とした完璧な日常が変化をもたらしていく。第90回アカデミー賞で作品賞ほか6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を受賞した。(映画.comより抜粋)

 

【感想】

 

PTAことポール・トーマス・アンダーソン監督の新作であり、ダニエル・ルイスの引退作である。物語の構造としてはオードリー・ヘップバーンの「マイ・フェア・レディ」と似ており(レックス・ハリソン演じる言語学者のヒギンズ教授が花売り娘のイライザを社交界で通用するレディに仕立て上げるうちに彼女なしではいられなくなっていく自分に気づくというお話)、本作もそれと同様な展開が見られる。ヒギンズ教授も本作のレイノルズもある分野では超一流のトップではあるが、仕事しかない生活や一般人から見れば「変人」としか思えない日常生活や習慣上のこだわりが、配偶者を疎外してしまうのは想像に難くない。

 

イライザの場合と異なり、アルマがとった対抗策はかなりアグレッシブであるが、たしかにいつもは怖いカミさんも自分が病気療養中は聖母のように見えたこともあったな、と監督のPTAと同じ気持ちになった次第です。

 

 

さて、35mmと70mmフイルムで撮影された映像は、絵画のような映像美をたくわえており、Blu-rayディスクでもそれを十分味わえる出来になっている。サウンドは英語DTS-X 7.1ch(日本語DTS 5.1ch)。

 

追記:その他、先週今週見た映画のリスト

 

パシフィック・リム アップライジング(セル3D-BD)

マイ・フェア・レディ 50周年版(セルBD)

パッセンジャー(セル4K UHD BD)

ダンガル きっと、つよくなる(セルBD)

ハン・ソロ(セル3D BD)

ペンタゴン・ペーパーズ(レンタルBD)

パトリオット・デイ(レンタルBD)

マリアンヌ(セル4K UHD BD)

クレイジー・フォー・マウンテン(映画館)

Wの悲劇

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【感想】

 

薬師丸ひろ子がアイドルから女優への転機となるよう企画された作品であるが、どう贔屓目で見ても共演の三田佳子の演技力には叶わない。

 

でもそんなことはどうでもいいんです。ラストシーンのなんとも言えない彼女の表情が作品の全てを超越しています。

 

 

 

あわせて、彼女のアイドル映画 大林宣彦監督「ねらわれた学園」(Blu-ray)も観てみたものの、彼女が主演している以外、全く取り柄のない映画でしたが、だからこそアイドル映画としては正解だったりします。

ミッドナイトクロス

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【感想】

 

古い名作の初Blu-ray化は映画ファンとしてはよろこばしいことで、本作もようやく満足とは程遠い出来だったDVDを過去のものとしてくれたようです。本Blu-rayは、個人的には画質及び音質ともに満足できる出来でした。

 

 

特典映像のヴィルモス・ジグモンド(撮影監督。他の作品では「未知との遭遇」や「ディア・ハンター」「天国の門」等)やナンシー・アレンのインタビューは、「フラッシング」という技法を使ってフィルムの色を意図的に減色してモノクロに近づけていく色彩設計をしたことや「自由の日」祭典にあわせて白・青・赤をテーマカラーにしていたこと、また「キャリー」以来のトラボルタとの共演となったナンシー・アレンの当時の思い出話など(2012年のインタビュー)、本作のファンにはなかなか興味深い内容となっています(特典は計69分)。

 

 

 

ナンシー・アレン繋がりでロバート・ゼメキス監督の初監督作「抱きしめたい」(Blu-ray)もあわせて観ましたが、ナンシー・アレンの魅力は本作のほうがはるかに上回りますね。

 

 

新感染 ファイナル・エクスプレス

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【感想】

 

毎月4枚ごとレンタルでBlu-ray(たまにDVD)を借りており、ほとんどは一回観ておしまいですが、たまに傑作と出会うことがあります。その場合はたいていセルを購入することになりますが、今回も傑作に出会えました。韓国映画でゾンビ映画です。「ドーン・オブ・ザ・デッド」や「28日後・・・」の系譜を踏む「走るゾンビ」映画モノですが、結構泣かせます。ハリウッドでのリメイクも決まっているようですね。しかも目を見張る高画質(ここはセル購入の検討ポイントの一つ)!ちょうどAmazonで55%引きにもなっており、即購入決定しました。オリジナル音声+日本語字幕で観ましたが、予告編見る限り吹き替えも良さそうですね。

 

追記:その他、先週今週見た映画のリスト

 

ジャスティス・リーグ(セル3D BD)

レディ・プレイヤー1(セル3D BD)

ゴースト・イン・ザ・シェル(セル4K UHD BD)

パシフィック・リム アップライジング(セル3D BD)

ライフ(レンタルBD)

ゲティ家の身代金

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【解説】

 

1973年に起こったアメリカの大富豪ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された事件を、「オデッセイ」「グラディエーター」など数々の名作を送り出してきた巨匠リドリー・スコット監督のメガホンで映画化したサスペンスドラマ。73年、石油王として巨大な富を手に入れた実業家ジャン・ポール・ゲティの17歳の孫ポールが、イタリアのローマで誘拐され、母親ゲイルのもとに、1700万ドルという巨額の身代金を要求する電話がかかってくる。しかし、希代の富豪であると同時に守銭奴としても知られたゲティは、身代金の支払いを拒否。ゲイルは息子を救うため、世界一の大富豪であるゲティとも対立しながら、誘拐犯と対峙することになる。ゲイル役をミシェル・ウィリアムズ、ゲイルのアドバイザーとなる元CIAの交渉人フレッチャー役でマーク・ウォールバーグが出演。ゲティ役をケビン・スペイシーが演じて撮影されたが、完成間近にスペイシーがスキャンダルによって降板。クリストファー・プラマーが代役を務めて再撮影が行われ、完成された。(映画.com)

 

【感想】

 

主役のケヴィン・スペイシーの降板(事実上の業界追放となるが)や交渉役を演じたマーク・ウォルバーグの追加出演のギャラ問題(男女差別問題に発展)などスキャンダルに見舞われた作品であるが、職人監督リドリー・スコットの手腕は健在で、クリストファー・プラマーの代役はまるで代役であることを感じさせない見事な演技・演出であった。

 

映像はBlu-rayとしては優秀盤の一枚になるのではないかと思う美しさ(群青のトーンや全体的に色彩設計が素晴らしい)でさすがリドリー・スコットと思わせる出来であった。ストーリーは実録物の弱点がでたかなという気がする。ドラマ性がやや希薄と感じた。これはキャサリン・ビグロー監督の「デトロイト」でも感じたことだ。本作はR15+指定作品であるが、中盤かなり目を背けたくなる残酷シーンがでてくるので、要注意のこと。

 

人も羨む大富豪たちも何十ものセキュリティの壁のなかに住まねば安住できないというのは、あまりにも皮肉であるなとこの作品を観て思った次第。金に自由になってもセキュリティという壁の中で自由は奪われてしまうだろう。

 

追記:その他、先週今週見た映画のリスト

 

レディ・ガイ(レンタルBD)

ゲット・アウト(レンタルBD)

ダウンサイズ(レンタルBD)

オリエント急行殺人事件(レンタルBD)

デトロイト(レンタルBD)

デンジャラズ・バディ(レンタルBD)

 

 

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー

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【作品解説】

 

「アイマンマン」「キャプテン・アメリカ」「マイティ・ソー」などマーベルコミック原作で、世界観を共有する「マーベル・シネマティック・ユニバース」に属する各作品からヒーローが集結するアクション大作「アベンジャーズ」シリーズの第3作。アイマンマン、キャプテン・アメリカ、ソー、ハルクといったシリーズ当初からのヒーローたちに加え、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」「ドクター・ストレンジ」「スパイダーマン ホームカミング」「ブラックパンサー」からも主要ヒーローが参戦。6つ集めれば世界を滅ぼす無限の力を手にすると言われる「インフィニティ・ストーン」を狙い地球に襲来した宇宙最強の敵サノスに対し、アベンジャーズが全滅の危機に陥るほどの激しい戦いを強いられる。監督は「キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー」「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」を手がけたアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。(映画.com)

 

【感想】

 

「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 4K UHD ムービー・コレクション」が届きました。

 

本作はマーベル・ヒーローたちのクロスオーバー作品である「アベンジャーズ」シリーズの3作目で、来年公開の4作目との2部構成になっています。「アイアンマン」から始まったMCU(Marvel Cinematic Universe)シリーズを見てきたものにとって、今まで悪の黒幕的にちょこっ、ちょこっとしかスクリーンに出てこなかった宇宙最凶ヴィランのサノスがとんでもなく活躍(?)します。感想は劇場で見たときに書きましたので、コチラをご覧ください(ネタバレなし)。

 

ディスクのほうは、5枚組の構成(+初回限定特典ディスク1枚)です。

 

- 『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』
・4K ULTRA HD ブルーレイ 1枚
・ブルーレイ3D 1枚
・ブルーレイ2D 1枚
- 『アベンジャーズ』
・4K UHD ブルーレイ 1枚
- 『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』
・4K UHD ブルーレイ 1枚
-  MARVEL 10th - THE RISE OF AN AVENGER DISC 1枚(初回版特典)

※ デジタル・コピーはインフィニティ・ウォーのみ。

 

 

 

 

 

 

早速、3D BDから鑑賞しました。3Dは書割り的なチープさを感じることなく、非常に高品位な立体感を感じさせてくれる出来でした。音声はオリジナル言語(英語)はDTS-HD MA 7.1ch、日本語吹替はDTS-HD HR 7.1ch(ん〜、ちょっと残念)。また、下記のレビューにあるように、全般的に3D ビデオ・クオリテイは良いものの(2Dからのコンバージョン)、全編IMAXカメラで撮影された映画にも関わらず、IMAXシーンがないところが残念ポイントになっています。この点はどうも4K UHDも同じようです。

 

このレビュアーさんは4K UHDよりも3D BDを推してますので、残りのディスクも鑑賞次第、感想を追加したいと思います。

 

 

※ いつもとは異なり、スクリーン直撮りシーンではありません。

 

追記:その他、今週見た映画のリスト

 

恋に落ちたシェークスピア(セルBD)

ロッキー(セルBD)

バーフバリ 伝説誕生(映画館 ※ アミュー厚木にて)

 

どれも元気になる映画ばかりですね。再就職1週間目の新生活には相応しいセレクションだったかも。

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽がいっぱい

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【感想】

 

眠れぬ夜に名作を。ということで、アラン・ドロンの代表作「太陽がいっぱい」(1960年公開)をチョイス。ニノ・ロータのテーマ曲が非常に懐かしい。子供の頃にテレビの洋画劇場で見たのが最初であろう。あらすじもラストもほぼ覚えている作品だが、何度見てもあのラストの余韻は忘れ難い。

 

 

ディスクのほうは、4K修復されたマスターによるBlu-ray本編ディスクと特典DVD 2枚組の2017年12月リリース版。本編はオリジナル仏語と日本語吹替音声2種収録。

 

付属の小冊子によると、監督のルネ・クレマンは当初アラン・ドロンをフィリップ役(富豪の息子)にと考えていたらしい。ところが監督の妻の一言で考えを変えて、彼を主人公のリプリー役にしたという。キャステイングの妙というか縁というか、もし当初案のままであったなら、ここまでアラン・ドロンをスターダムにのし上げるきっかけになった映画になったかどうか。人間、あるとき運命をも味方してしまうのですね。

 

 

追記:

 

今週見た他の映画は、

 

アウトレイジ 最終章(レンタルBD)

マンハント(レンタルBD)※ 20〜30分ほどで観るのを辞めたので、見たといえるかどうか・・・。久々に呆然となったカラオケ・ムービー並みの映画。

 

レディ・プレイヤー1

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【感想】

 

スピルバーグのSFエンタメで難しく考えることのない作品です。劇場でも観ましたが、何度見ても楽しい作品です。結局、アバターでなかったハリデーは何者だったんでしょうか。ここは人それぞれの解釈があって良いと思いますが、この作品自体がある意味虚構ですから、おそらく、この作品の◯◯自身なんじゃないでしょうか。

 

それとこの作品で近未来のVRのあり方が示唆される訳ですが、今のPlaystation VRが非常にシンドイ(長時間プレイはまず無理)ものですので、映画で描かれているような軽量タイプ(かつ肉眼と変わらないぐらいの高精細映像のもの)が開発されれば、映画のように爆発的に普及はするのではないかと思います。


セル・ディスクの感想をひとこと。4K UHDと3D、2Dの本編ディスク、特典BDの4枚組のボックスセットのうち、3Dと4K UHDの本編を鑑賞してみましたが、見易さの点では3Dに軍配が上がりました。特に冒頭のレースシーンや後半の惑星ドゥームでの乱戦などは、ともすれば膨大な情報量とスピードある展開で画面上で何が起こっているのか眼が追いついて行かないということがあるのですが、この点に関しては、奥行きある3D映像のほうが見やすい、分かり易いと感じました。また、ディストラクテッド・グローブでの浮遊シーン等なども3D映像の良さが遺憾無く発揮したと思います。ただし、3D度はそれほど高くはないです。なお、4K UHDについては可もなく不可もないといった印象でした。

 

以下は「レディ・プレイヤー1」以外に先週今週観た映画のリスト

 

リメンバー・ミー(映画館)

ロストワールド・ジュラシックパーク(セル4K UHD)

ジュラシックパーク3(セル4K UHD)

ジュラシックワールド(セル4K UHD)

ミッション・インポッシブル3(セルHD DVD)

ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル(セルBD)

ミッション・インポッシブル ローグネーション(セルBD)

イット・フォローズ(Amazon Prime)

ナミヤ雑貨店の奇蹟(レンタルBD)

15時17分、パリ行き(レンタルBD)

ローガン・ラッキー(レンタルBD)

マイティソー・ダークワールド(セルBD)

マイティソー・バトルロイヤル(セル3D BD)

ブラックパンサー(セル3D BD)

 

 

 

 

アラビアのロレンス

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2012年に製作50周年を記念して初Blu-ray化された2枚組コレクターズ版。3枚組にCDもついた豪華版も発売された。Blu-ray発売の一報に興奮で旧ブログを綴ってます。

 

 

【感想】

 

「アラビアのロレンス」は私にとっては非常に特別な映画です。

 

記憶が正しければ、高校3年生(1982年)の春かその前年の冬にリバイバル上映があって、当時は池袋の名画座通いをしており、この映画を見るためにいつもは行かない渋谷の封切館で初めて観たと記憶しています(当然ながら当時はビデオなんてありません)。

 

そのときの衝撃はかなり大きく、砂漠の国や海外にロマンを感じ(今では死語かもしれませんが、「ロマン」としか表現できない漠然とした未知の国への憧れ)、また高校の友人の父親がエンジニアリング会社の通訳をやっていて、1年の大半はアラビア半島で働いて、日本には休暇で1ヶ月しか戻らないという話も聞いていて、青っ洟高校生の私は、漠然と「海外で仕事をしたい」という夢に憧れてしまったわけです。

 

卒業後の進路を写真の専門学校から外国語学部のある大学への進学に変えたのが、高校3年生の夏。担任の先生からは現役合格は絶対無理と言われていたものの、導火線に火が点いたダイナマイトのごとくがむしゃらに勉強して、第二志望の大学に合格(実際は外国語学部は難関で、当時まだ少数だった国際関係学部になりましたが)。大学卒業後は紆余曲折しながらも、日本企業の海外営業マンをやったり、外資系企業の日本支社で働いたり、たしかに海外で働く機会を得て、それなりに高校生のときの夢は実現しましたが、この映画の舞台となったアラビア半島に行く機会はありませんでした。

 

それが実現したのは、ずっと後になってからで、2010年に当時小1の次男坊の希望で旅行したアラブ首長国連邦(アブダビとドバイを観光)が初めてでした。そのときのことは旧ブログで綴っています。

 

若い時に自分の人生の進路を決めるきっかけになった映画といっても過言ではない「アラビアのロレンス」ですが、私自身も齢50を過ぎ、これから第三の人生をと考えている最中で、今回はロレンスの後半生に自分の人生を重ねることができ、また違った捉え方ができました。

 

故・淀川長治氏は、

 

四歳から映画を見てきて、何が勉強になったか。
キザですけど、愛ですね。次は勇気。次に誠実さ。

映画館は人間勉強の一番の教室だね。

 

という言葉を遺していますが、まさにこの映画は今でも私にとってはその通りだと思います。いまだに人生の勉強になります。映画に感謝ですね。