大映クラシックス(「大怪獣ガメラ」と「黒い十人の女」)

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大映の旧作を借りてましたので、2本続けて鑑賞。

 

「大怪獣ガメラ」(1965年公開)は、昭和ガメラ・シリーズの第一作目にあたり、東宝の「ゴジラ」から遅れること10年、当時の大映社長の永田雅一氏の肝いりで製作され(「ガメラ」の命名も同氏)、計8作品がシリーズ化されてます(1980年の「宇宙怪獣ガメラ」まで)。

 

私は1965年生まれで、昭和ガメラ・シリーズは子供時代に映画館なりテレビで何度か見ており、ガメラと聞くと「ガメラ〜♪ガメラ〜♪強いぞ、ガメラ、強いぞ、ガメラ」の歌が自然と頭の中を響きます。また、「ガメラは子供の味方」というイメージを持っており、今回第一作目を見て、そのイメージの源はこの第一作目にあったということが分かりました。ガメラが灯台を襲った際、灯台守の子の俊夫少年を手のひらに乗せて助けるシーンがあり、当時子供たちの大反響を呼んだそうです。それが、その後のシリーズで「ガメラは子供の味方」とし、ガメラ映画を子供向け娯楽映画として方向づける契機となったようです。

 

最後、ゴジラは海に去るのに対して、ガメラは宇宙へ去ります。このどこへ去るのかということが、その後のシリーズ作品の性格を決定づけているようです。

 

さて、2作目以降も観てみたくなりましたね。

 

Blu-rayの特典映像にある予告編

 

45秒ぐらいから、ガメラマーチ。

 

博士役には当時大映専属俳優だった船越英二(左から二人目)。

 

ガメラは火がエネルギーで好物という設定。UFOのように回転して空を飛ぶというのは、誠に秀逸なアイデアです。

 

先日見学した角川大映スタジオ内の自販機コーナーで昭和ガメラをパチリ。

 

 

2本目は市川崑監督の「黒い十人の女」(1961年公開)。罪の意識なく多くの女性と浮気を繰り返すテレビ局プロデューサー(船越英二)をめぐり、奇妙な連帯意識をもった正妻と愛人たち十人の女性が彼を殺す計画を練ります・・・。脚本は和田夏十(市川崑監督夫人)のオリジナル。

 

男女の愛憎を描いた作品ではなく、女性特有の「執着」をテーマにした作品ですね。空虚なものでも何かに執着せざるを得ない人間の性(サガ)を描いているようです。この映画ではその執着の対象が「男」なのですが、実は男の中身はどうでもいいんですね。カタチさえあればいいといった感じです。それだけ、利害や見栄、うわべだけでしか繋がれないドライな人間関係の空虚さを描いているとも言えます。非常にクールなタッチな映画です。

 

こちらも船越英二が出演していますが、ガメラでは権威ある博士役を堂々と演じたのに対して、こちらでは仕事人間ながら女性関係にだらしがない浮き草のようなTVプロデューサー役を飄々と演じています。ちょうど「男はつらいよ 第15作 寅次郎相合い傘」で、寅さんとリリー(浅丘ルリ子)と一緒に旅を共にする冴えない中年男役と同じような雰囲気を醸し出しています。

 

DVDの特典映像にある予告編

 

十人の女性に取り囲まれた風(船越英二)。このシーンはちょっと怖かったですね。

 

左から宮城まり子、岸恵子、山本富士子(正妻役)。

 

右から二人目が岸田今日子、五人目が中村玉緒。

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コメント

こちらのブログ?重くて重くて今日やっと開きました(汗)。
どうも画像や動画の解像度が高いようですね?。
私よりも8歳お若いのですね。私は劇場で2作まで見た
記憶があります。2本出しでしてガメラよりも「大魔神」
の方が私は好きでした。平成ガメラは大好きで自室には
ガメラ靴数匹鎮座していますが。

  • モリヤン
  • 2018/06/12 17:16

モリヤンさん、おはようございます。
ブログですが、確かに読み込みに時間かかります。静止画はiPhoneで動画録りしたコマから静止画キャプチャしています。軽くならないか工夫してみます。スマホのほうからはすんなり開くので不思議です。
モリヤンさんのG3のコレクションは以前ブログで拝見させて頂きました。モリヤンさんのガメラ愛を感じました。デザイン的には私もGIIIが好きですね。

  • HAMA
  • 2018/06/13 09:22