劇場版 あしたのジョー 2

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【解 説】

 

宿敵、力石の死のショックから立ち直り、再びリングに上がったジョーの姿を描く。高森朝雄(梶原一騎)、ちばてつやの同名の原作のアニメーションで、脚本、監督は「家なき子(1980)」の出崎統、撮影は「じゃりン子チエ」の高橋宏固がそれぞれ担当。1981年公開(映画.comより加筆)

 

【感 想】

 

先月発売の「劇場版あしたのジョー2」(4K Ultra HD Blu-ray)を鑑賞してみました。本来ならTVアニメ版の劇場編集版ですから、そのTVアニメ版をまず最初に見るべきでしょうが、TVアニメ版にはシリーズ1(全79話)とシリーズ2(全47話)があり、本作はそのシリーズ2の劇場版となり、シリーズ2だけを見るにしてもとても時間的に不可能です。そこで、今回は原作コミックスを全巻通読(文庫版12巻)した直後に本ディスクのパッケージを開け、見ることにしました。ですので、原作との違いがよく分かっただけでなく、端折った部分の脳内補完ができましたので、「原作を先に読む」で今回は正しかったようです。

 

 

さて、80年代の名作アニメ映画が最新の技術でどう甦るかが注目すべき点だと思いますが、テクニカルな説明は私にはちょっと荷が重いので、その部分の解説については以下のURL先の先生方のコメントをご参考頂きたいのですが、このクオリティなら現代の映画館でリバイバル上映をかけてもいいのではないかとさえ思える極上の映像体験をさせて頂きました。昔のアニメの力強く荒々しいタッチと色彩豊かな映像、そして出崎監督特有の光の描写が、繊細で高品位の映像からなる現代のアニメとは異なる感動を観客に与えるのではないでしょうか。名作アニメの4K UHD化のグッド・モデルケースとなったのは間違いないと思います。

 

「劇場版あしたのジョー2」UHD Blu-ray上映会レポート:史上最高4K画質の素晴らしさに拍手喝采!(Stereo Sound Online)

※ AV評論家麻倉先生のコメント欄に注目

「劇場版あしたのジョー2」4K UHDの圧倒的に素晴らしい映像体験!(シネマズ by 松竹)

※ 本アニメ作品のおさらい的紹介がわかりやすいです

鳥居一豊のアニメノヲト 第11回(Stereo Sound Online)

※ 本作および「攻殻機動隊」4K UHD版についてコラム欄に注目

 

次は同じ出崎監督の「劇場版 SPACE ADVENTURE コブラ」4K UHD BDを見たいと思っていましたが、まだ原作コミックスを読み終えていないので、しばらくは棚で眠ってもらわないといけなさそうです。そうこうしているうちに、押井監督の「攻殻機動隊」シリーズの4K UHD版が今月リリースされてしまいますので、そちらを先に見ることになるでしょう。非常に楽しみです。

 

 

左からアウターケース、パッケージ(4K UHD BD一枚)、小冊子(22P)

本編110分(ビスタ)、映像:4K 3840 X 2160p / 音声:日本語リニアPCM 2.0chステレオ96kHz/24bit

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マトリックス

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4K UHD + BD + 特典の3枚組・UK盤

 

4K UHDのメインメニュー。BDも日本語対応している。

 

Amazon.UKより「マトリックス」4K UHD Blu-rayが届きましたので、早速見てみることにしました。

 

内容についてはもう何も言うことはないと思います。映画史を変えた一本であることは間違いない作品です。私も大好きな作品で、DVD、HD DVD、Blu-rayと全てアルティメット・ボックス(正編3作+アニマトリックス+てんこ盛り特典ディスク)を買ってきました。でも、いつもヘビロテ再生するのは一作目だけでしたけどね。それでも、今後2作目3作目も4K UHDがでたらやはり買ってしまうんだろうな・・・。

 

さて、気になる画質ですが、4K UHD版を鑑賞後、いくつかのシーンをBD版と比較してみましたが、今見るとBD版は画質的にはかなり物足りなかったんですね。4K UHD版は明らかに画質が向上しています。暗いシーンばかりの本作ですが、暗部がじらつき気味のBD版に比べ、4K UHD版はしっかり黒く落ち込みますんで、見ていてストレスありません。Atmosは前半で雷が鳴るシーンがあるんですが、そこが良かったかな。

 

詳しい仕様についてはStereo Soundの「映画番長の銀幕旅行」をご参照ください(尚、日本語はUK盤対応、北米盤対応だそうです。ご注意ください)。

 

 

 

角川大映スタジオ見学と「ビデオの日」

 

昨日日本映像ソフト協会が主催する「ビデオの日」のキャンペーン招待で東京都調布市(最寄駅は京王線京王多摩川駅)の角川大映スタジオを見学しました。見学の内容は昨日Facebookのほうに記事投稿しましたので、ご興味ある方はお立ち寄り頂ければと思います。しばらくは公開設定をオープンにしておきますので、Facebookユーザーであるならば記事読めると思います(それ以降は公開設定を友達のみに変更)。

 

今回800名近くの方がこの「ビデオの日」キャンペーン招待で、エキストラとして映画出演したり、日本アカデミー賞授賞式・祝賀パーティに招待されたり、日本各地にある映画・アニメスタジオ(SAOのA-1 Picturesスタジオ)等の制作現場見学や洋画・海外ドラマの吹替えに挑戦したり等、普段なかなか経験できないことを体験できました。その様子は「ビデオの日」実行委員会のFacebookに紹介されています。私も非常に貴重な経験をさせて頂き、一映画ファンとして一生心に残る体験となりました。このキャンペーンを企画された日本映像ソフト協会、そしてお忙しいところアテンドして頂いた角川大映スタジオの皆様にこの場を借りて心よりお礼申し上げます。

 

 

こちらのブログのほうに何を書こうかと考えましたが、角川大映スタジオ見学記はFacebookのほうに書いてしまいましたので、こちらのほうは、私のような一ホームシアターユーザーが今までどうビデオソフトと関わってきたか、また今どう関わっているかをまとめてみようかと思いました。私自身、ホームシアターという趣味を始めて今年で18年目になります。そろそろ振り返っても良い時期かもしれません。

 

私自身はホームシアター又はAVを趣味とする同好のなかではどちらかというと機材面にはそれほどお金をかけているほうではありません。それは過去も今もそうです。ハードは最低限のスペックを満たせば良いという考えは昔も今も変わらず、どちらかというとソフトのほうにお金をかけてきたかもしれませんが、私よりお金をかけている人をたくさん知っているので、私はどちらかというとこの趣味では末席を濁している存在に過ぎないと思います。

 

映画好きは中学生高学年(1980年代初頭)から東京の名画座通いが始まりでしたが(池袋の文芸坐が多かったです)、90年台に名画座がどんどん無くなるにつれ、新作は映画館、旧作はレンタル・ビデオでの視聴がメインとなりました。しかし、旧作をなんとかスクリーンで見たくなり、2001年に三菱の液晶プロジェクターをAVACの36回無金利ローン(月一万円で計36万円)で購入したのがホームシアターを趣味とする始まりでした。その後、親の介護のため実家へ引っ越しをし、リビングシアターにてHDプロジェクターでWOWOWのHD放送のエアチェック(D-VHS録画)を長らくやってきましたが、今年約15年間加入していたWOWOWを解約しました。その代わりとなったのが、Amazon Prime Videoです。おかげでなかなか見れなかった日本映画の旧作をそうなめできました(寅さん48作はじめ、東映の健さんヤクザ映画と仁義なき戦いシリーズ、勝新映画、等)。またGEOの宅配レンタルで新作をレンタルするようになりました。

 

DVD購入はホームシアターの趣味の始まりと同時ですが、次世代DVD戦争を境にHD DVDとBlu-ray購入に代わり、終戦後はBlu-rayの購入が続きました。DVD購入当時は秋葉原や御茶ノ水、街中のCD/DVDショップで新品・中古DVDを購入するのが普通でしたが、次世代DVD戦争あたりからでしょうか、Amazonがどこよりも安いことが判明、それ以来はずっとAmazon一択で買ってきましたが、今年に入ってから他の通販ショップ(楽天やYahoo、ヤフオク、ヨドバシ、HMV、タワレコ等)で買うケースも増えてきました。それは4K UHDディスクの選択肢として海外版があるということが分かったこと、そして楽天やYahoo等のポイント還元がばかにならないとうことが分かってきたからです。そういうことで、今ではAmazonが必ずしも最適解でなくなってきました。

 

今回新設したシアタールームのベッド脇にBlu-rayラックを大工さんに作ってもらったがもういっぱい。どうしよう?

 

母の介護と看取り、そして自分の鬱期間(約1年半ベッド生活だった)の計約3年間の趣味休止期間はあったものの、その間も見ずとも気になるソフトは買い続けていました。今年の4月にシアターを新設し、3D/4K対応したことから、主に4K UHDディスクの購入が増えており、数えてみたら60本近くありました(買いすぎた(^_^;)。そのうち海外版はまだ10本に満たないのですが、今後増えていくと思います。どうも一部の大手メジャー国内版はディスクやパッケージは海外版(北米版である場合も欧州版である場合もある)と製品は同一で印刷ものだけ国内というような感じがします。まるで国内ブランドのパソコンと一緒ですが(台湾・中国でOEM/ODMし、ブランド・バッジを貼り、日本語印刷物を封入し、国内で受入検品し出荷)、それも致し方ないと思いますね。海外メジャーの場合、同一タイトルで各ローカル市場ごとに異なる商品をつくるような非効率なことは今後できないでしょう。というのも、ソフトはパッケージではなく配信のほうが市場規模が大きくなるのは目に見えて明らかだからです。音楽市場と一緒ですね。

 

基本的にはBlu-rayしか置いてないラックだが、最近ちょくちょくDVDも買っている。DVDしかないタイトルもまだあるのだ。

 

長文となったので、そろそろまとめますが、先ほどの「ビデオの日」(毎年11月3日)制定のことばに、「ビデオソフト市場は2004年〜2005年をピークとして、約10年間減少傾向が続いております」とありますが、いかがでしょう?ホームシアターやAVを趣味とする人からすると意外な感じがしないでしょうか。この趣味を続けている人には、まだ配信のみで映画をみている人は少数派ではないかと思います。どちらかというと、ソフトを購入したりレンタルしてみている人が大勢で、その人たちからするとソフト購入やレンタル本数は増えたのではないでしょうか。ただし、ソフト購入については単価(廉価版も含め)が下がってますから使っている金額はそう変化はないかもしれません。場合によっては金額ベースでは減ってきているかもしれません。

 

できたら山積みはディスクの品質管理上は避けたい。立てておくのが基本。古い海外版ディスクで再生不良もでてきた。

 

4K UHDが最近仲間入り。別室のDVD/D-VHSラック含め、未見の映画が何本あるか検討もつかないが、なんとか死ぬまでに観たい

 

そういう意味で4K UHDは業界からすると新たな期待があるのかもしれませんが、正直あまりにも価格が高すぎると思いますね。これでは洋画はまず海外版の日本語対応があるディスクがないかどうか調べ、あればそちらを買い、なければそもそも買うかどうか悩むことになります(なにしろ高いので4Kを諦めるケースも)。邦画はまだまだ数えるほどしか4K UHDがでてないと思いますがこちらも高いですね。なんとななりませんかね?

時をかける少女

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【解 説】

 

時をかける少女』(ときをかけるしょうじょ)は、1983年7月16日に公開された大林宣彦監督、原田知世初主演の日本映画。筒井康隆のジュブナイルSF小説の最初の映画化作品。大林宣彦の「尾道三部作」(他の2作は『転校生』・『さびしんぼう』)の2作目に数えられ、ロケの多くを広島県尾道市(一部は竹原市)で行っている。併映は『探偵物語』。主演の原田知世は、第7回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。配収は28億円を記録し邦画では年間2位となった。

 

【感 想】

 

角川映画第二のヒロインと言われた原田知世のデビュー作であり代表作の一本でもある本作は、当時製作者の角川春樹がオーディションで一目惚れした少女のためにポケットマネーをはたいて製作した映画と言われており、奇跡のような輝きを今も放っている。原田知世は本作の監督にお気に入りだった映画「転校生」の大林宣彦監督を指名したともいう。

 

 

 

 

もう反則じゃないかと思うほどの原田知世の可憐さは、製作者の「この娘に一本だけ撮ってあげてそれをプレゼントしたい」という年の差恋愛を監督が純粋に映像化した「純愛文学」だからだ。それぐらい原田知世という当時15歳の少女の古風な可愛さを記録している映画だと言いたい。

 

  

 

昨年、Amazon Prime会員になって、真っ先に鑑賞したのが、この「時をかける少女」だった(40インチ2K液晶テレビでHDストリーミング鑑賞)。今回は4K Scanning Blu-rayで擬似4Kプロジェクターで100インチ・スクリーンにて鑑賞した。画質に関して解像感で優れているとは感じなかったが、色合いや暗部含めストレスある画質ではなく、映画に没頭することができた。マスター違いの廉価版Blu-rayも発売されているが、復刻版劇場プログラム(縮小版)がつく本パッケージのほうがお得。映像特典の「特報」は併映の「探偵物語」と本作のダブル特報編。大林監督自身によるロケ地(尾道)説明もなかなか見ごたえあり。

 

 

 

グラスホッパー

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【解 説】

 

人気作家・伊坂幸太郎のベストセラー小説を、生田斗真、浅野忠信、山田涼介(Hey! Say! JUMP)の豪華共演で映画化(115分/2015年)。「犯人に告ぐ」「イキガミ」、生田主演の「脳男」などで知られる瀧本智行監督が、再び生田主演作でメガホンをとった。仕組まれた事故により恋人を失った教師・鈴木は、復讐のため教員としての職を捨て、裏社会の組織に潜入する。しかし、復讐を遂げようとした相手は「押し屋」と呼ばれる殺し屋によって殺されてしまう。押し屋の正体を探ろうとした鈴木だったが、自らの嘘がばれ、組織から追われる身になってしまう。ハロウィンの夜に渋谷のスクランブル交差点で起こった事故をきっかけに、心に闇を抱えた3人の男の運命が交錯していく様を描いた。(映画.com)

 

【感 想】

 

こちらも角川大映スタジオ制作の映画だが、どうもこの手のサスペンスというかサイコスリラーに耐性がまだないようで、途中で再生をストップしようかどうか迷ったほど、主人公を除いた登場人物が皆、普通の顔をしてるが中身はサイコでとてもついていけない。しかし、ラストで救われた。グッときました。そんな仕掛けがあったのね。二度見る気はしないが、最近この手のサイコだらけの邦画が多いね。世相を反映してるのかな。

 

エヴェレスト 神々の山嶺

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【解 説】

 

エヴェレスト 神々の山嶺』(エヴェレスト かみがみのいただき)は夢枕獏の小説を原作とした平山秀幸監督の角川映画40周年記念作品。2016年3月に公開。配給は東宝、アスミック・エース。主演は岡田准一と阿部寛。2015年3月、ネパールでクランクイン。エベレストのベースキャンプ付近の標高5200mでのロケを含め、4月上旬にかけて同地で撮影が行われた。直後の4月25日にネパール地震が発生し、エヴェレストでも大規模な雪崩が発生した。映画では同地震で甚大な被害を受けたカトマンドゥの被災前の様子も映像に収められている。(wikiより編集)

 

【感 想】

 

個人的には山岳映画は避けているのだが、ゲオの宅配レンタルを今月末までにあと4枚借りないといけないなか、角川・大映スタジオ製作作品およびBlu-rayレンタルがある作品を探して検索したところ、この作品が引っかかった。

 

私も弟(H18に他界)も山屋だったので、やはりこの手の映画はあまり冷静に見られない。私の場合は山とは関係ない事故で右足首を複雑骨折してしまい、18年間の山屋(高校・大学・社会人)を辞めざるを得なかったし、弟はマッキンレー登頂(しかも帰り途に高山症にかかった同僚を背負って下山したツワモノだった)の年にやはり山とは別の事故で他界した(その3ヶ月後に結婚予定だった)。そういった意味で、ちょっとしたシーンで涙腺が崩壊してしまいそうになってしまう。阿部寛が岡田准一を背負うシーンなんかとてもスクリーンを見てられなかった。

 

そういう意味でやはり山岳映画は避けたほうが良いなというのが感想ですね。

 

ネットの批評を見ると酷評も多いようだけど、みなさん、この映画そんなに簡単に撮れるシャシンじゃないですよ。お話の粗やスポンサーのことなんてたいしたことじゃないでしょ。なんのために映画見るんですか?楽しむためでしょ。アラをわざわざ探すほど奇特な感性なんですかね?

 

 

 

ドーン・オブ・ザ・デッド

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【解 説】

 

『ドーン・オブ・ザ・デッド』(原題:Dawn of the Dead)は、2004年に米国で製作されたホラー映画。上映時間100分(ディレクターズ・カット版109分)。1978年に製作されたアメリカ映画『ゾンビ』(原題は同じ"Dawn of the Dead")のリメイク作品。これまでB級ホラーとして位置づけられてきたゾンビ映画の内容を一新して、生存した人物たちをグランドホテル形式で描いており、キャスティングもオスカーにノミネートされたサラ・ポーリーを初め実力派の役者たちが出演している。また、「走るゾンビ」という新たな設定により、オリジナルとは違ったサバイバルアクションとなっている。また、オリジナル版に出演していたケン・フォーリー、スコット・H・ライニガー、トム・サヴィー二がカメオ出演している。(Wikiより)

 

 監督 ザック・スナイダー
 脚本

ジェームズ・ガン

 原作 オリジナル脚本
ジョージ・A・ロメロ

 

【感 想】

 

個人的には、ロメオのオリジナル・ゾンビよりも好きな映画である。元祖「走るゾンビ」映画の本作は公開当時賛否両論だったと記憶しているが(ロメオも批判していた)、この後、映画だけでなくゲームにも多大な影響を与え、「バイオハザード」のゾンビが今ままでのノロノロ・ゾンビを踏襲していたのに対し、Valveの「Left 4 Dead」以降、「全力疾走するゾンビ」は着実に市民権を得てきた。※「走るゾンビ」の元祖はダニー・ボイル監督の「28日後...」(2002年)のようです。

 

前半のショッピング・モールに立て籠もってからの人間模様、そして後半の海へと希望を託しての脱出行までノン・ストップでストーリーが展開する。脚本のジェームズ・ガン(Marvelの「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズを監督)らしい、無駄のない話し運びが秀逸。

 

監督のザック・スナイダーは、今ではアメコミ映画製作の旗手の一人だが(DCの「マン・オブ・スティール」含めジャスティス・リーグ作品)、個人的にはこの作品を超える監督作はないと断言したい。

 

残念ながら、国内ではHDディスクはリリースされておらず、北米版Blu-ray (Shout!Factory)はリリースされているものの、日本語字幕や日本語音声はない。いつか、Shout!のマスターを使って国内版Blu-rayが発売されることを切に望む。今回は国内版DVD(特典ディスク付きの二枚組)で鑑賞。油絵のようなねっとりした濃い色彩の映像が続き、DTSサウンドは迫力満点で何回も椅子から飛び上がったよ。

 

左は北米版HD DVD、右は国内版DVD

 

 

 

ザ・フライ

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【解 説】

 

ザ・フライ』 (The Fly) は、1986年のアメリカ映画。1985年に公開された同名の映画(邦題は『ハエ男の恐怖』)のリメイク作品。「物質転送の研究者が、実験中のアクシデントにより悲劇に見舞われる」という大筋はオリジナルと同様だが、「主人公の急激な変化と苦悩」を回想形式で描いたオリジナルと異なり、本作は「徐々に変化してゆく主人公と、その周囲を取り巻く事象」を時系列に沿って追う。レンタルビデオでは出産のシーンがグロテスクとして、妊娠者に対して鑑賞を控えるよう警告文があった1989年には続編『ザ・フライ2 二世誕生』が公開された。(wikiを編集)

 

【感 想】

 

「スキャナーズ」や「ヴィデオドローム」の頭部破裂と癌銃(キャンサー・ガン)で一部のマニアをときめかせたデヴィッド・クローネンバーグ監督のSF怪奇映画。この作品でアカデミー特殊効果賞を受賞し、商業的にも大成功を収めている。おそらく彼の数ある作品群のなかでカルト的なファンのみならず一般の観客にも受けた数少ない作品の一つだろう。ちなみに本人は産婦人科医師役でカメオ出演している。

 

主演のジェフ・ゴールドブラムはチャールズ・ブロンソンの「狼よさらば」(1974)で集団レイプ魔のチンピラの一人で映画デビューを果たしたが、本作が初の主演作ではないだろうか。この作品でブレイクし、「ジュラシック・パーク」(1993)や「インディペンデンスディ」(1996)で天才数学者や天才エンジニアを演じることになるが、「ザ・フライ」で演じた天才科学者セス・ブランドルがいかにはまり役だったということに他ならない。最近ではラグソーのグランドマスター役(宇宙の辺境惑星サカールを統治する独裁者。余興で格闘大会を主催し、ハルクとソーのせいで自滅する)で元気なところ見せてくれた。

 

また、ヒロインのジーナ・ディビスもこの作品でブレイク。「テルマ&ルイーズ」のテルマ役や「プリティ・リーグ」の気の強い捕手役など、演技派女優として活躍したが、毒夫レニー・ハーリン(妻ジーナ・ディビスを主演にした監督作「カット・スロート・アイランド」がゴールデンラズベリー最低監督賞に受賞される程の大コケ)にさえ会わなければよかったのにと思うのは私だけではないだろう。

 

さて、映画の方だが、30年以上前の作品であり、CGとかVFXなんて言葉がまだ一般的には存在しない時代で、この手の映画は「特撮映画」と呼ばれていた時代である。音楽CDが発売されたばかりで、まだ街にはレンタルレコード屋が大勢だった頃だ。古い特撮映画は技術的な古さから、今見るとどうしてもチープさが目立ってしまうのだが、この作品の場合、現代のCGやVFX技術ではなく、当時の特撮技術による映像が蠅男のクリーチャーのグロさを極めてよく表現しており、古さをまったく感じることはない。それどころか、この作品は現代の技術で再度リメイクしてはいけないように思う(タブーね。やらないでね)。

 

 

 

Blu-rayディスクのほうは、おまけの特典が凝った作りになっており、画面を飛び回る蠅を射的するシューティングゲームやトリビア解説付きで再生できたりする等、これも手の込んだ特撮作品ならではのサービス満点の演出が心憎いですね。

 

あれ!?

 

あ、おっはー!蠅と融合後の彼氏。精力絶倫です。

 

君もテレポートして僕と同じ精力絶倫超人にならないか?

 

ギシャー!僕と融合しようよ、ギシャー!

 

テレポッド、開けてびっくり玉手箱!

 

もう勘弁!しかし彼女は身篭ったのでした。続編につづく。

里見八犬伝

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【解 説】

 

『里見八犬伝』(さとみはっけんでん、Legend of the Eight Samurai )は、1983年12月10日に東映洋画系にて封切り公開された日本映画。カラー・ビスタサイズ、136分。第2回ゴールデングロス賞の優秀銀賞作品。製作:角川春樹、監督:深作欣二。

南総里見八犬伝を翻案した鎌田敏夫の『新・里見八犬伝』を映画化した作品。JACによる迫力ある戦い、音楽にはロックで英語の主題歌、特撮など、それまでの時代劇にはなかった斬新なアイデアを取り込み、大型エンターテイメント映画となっている。日本映画で初めて特殊メイクがクレジットに表示された作品でもある。1984年の配給収入では邦画1位の23億2000万円、映画公開と同時に発売されたビデオも5万本、7億円を売り上げた。(wikiより)

 

【感 想】

 

角川映画全盛の1980年代に大ヒットした伝奇ロマン。同じ年の夏に公開された「探偵物語」(薬師丸ひろ子と松田優作)と「時をかける少女」(原田知世)の二本立てもヒットしており、テレビにでない映画スターである角川三人娘(薬師丸ひろ子・原田知世・松本典子)を擁していた角川映画は、当時テレビや洋画に押されていた日本映画界で一人気を吐いていた感がある。

 

さて、「里見八犬伝」だが、私のような薬師丸ひろ子ファンには彼女の他作品にくらべ、彼女の出演時間がやや少なく不満あるところだが、作品としては今見ても非常に面白い。千葉真一が創設したJAC(Japan Action Club)から、彼を含め、真田広之、志保美悦子、大葉健二らが出演しており、彼らの若かりし日のキレのいいアクションが拝める。ワイヤーアクションやCGがなかった時代は俳優のフィジカルなアクションが観客を魅了した。また、悪役を演じた夏木マリや目黒祐樹、萩原流行らも毒々しくて素晴らしい。ちょっとエロっぽさもあり、◎。

 

4K UHD Blu-rayで鑑賞。全編通して暗いシーンが多く、どちらかというと抑え気味な色彩であり、解像感よりも黒側の情報量がリッチなこと、衣装や装飾品の質感などで、おそらく4K UHDの良さがでているのではないかと思った次第(同梱の2K Blu-rayとは比較してない)。暗いシーンでもストレスなく見れる映像であったと言える。

 

また、ジョン・オバ二オンのテーマ曲がいいよね。80年代を代表する映画音楽の一つですね。

 

 

 

 

 

ザ・コンサルタント

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【解 説】

 

『ザ・コンサルタント』(原題: The Accountant)は、2016年製作のベン・アフレック主演映画。田舎町の会計士クリスチャン・ウルフはある日、大企業の財務調査の依頼を請ける。調査をしたウルフは重大な不正を見つけるが、その依頼は何故か突然一方的に打ち切られてしまい、さらにその日から、ウルフは何者かに命を狙われるようになる。実はウルフには、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切り、年収10億円を稼ぎ出す裏社会の会計士という、もう一つの顔があったのだ。(wikiより編集)

 

【感 想】

 

個人的にベン・アフレックは昔から好きな俳優の一人だが、多くある彼の代表作のなかでも本作は白眉の出来であると言える。ここ最近のハリウッド・アクション映画のよくあるシナリオ・パターンとして、「侮っていた奴が実はすごかった」的なブームがあり、例えばデンゼル・ワシントンが演った「イコライザー」なんかはまさにその王道であり、本作もその流れに一見あるように思える。しかし、会計士であるクリスチャンは、社会的には知的障害者に区分されてしまう障害をもっており(その障害についてはここでは伏せておく)、その点が本作を類似作と大きく異なる作風にしたことは明白である。

 

 

健常者と障害者を分け隔てるのはあくまで社会的要請だからであろうが、健常者に天才や凡人がいるのと同様、障害者にも天才や凡人がいる。本作は天才的な才能を持つ知的障害者を主人公としたところが、やはりすごい。そういった映画を一流俳優を使って演るのもすごい。だからアメリカ映画は目が離せない。久々に満点の映画です。4K UHD Blu-ray、購入決まりです。